ビル・ゲイツ、ジョブズを語る 27
悲しみの表情だったかどうかはさておき 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
マイクロソフト元 CEO のビル・ゲイツ氏がインタビューにて故スティーブ・ジョブズ氏との最後の会合について語ったそうだ (本家 /. 記事より) 。
米 CBS のドキュメンタリー番組「60 Minutes」のインタビューは両者の結びつきに焦点を当てた内容ではなくゲイツ氏の慈善活動についてがメインだったそうだが、話がゲイツ氏がジョブズ氏と最後に会った時に及んだ際、氏は悲しみの表情を見せたという。病の床に伏しながらも手がけているヨットのデザインを見せてくれたりしたというジョブズ氏との最後の会合は「前向き」なものであったのことで、ヨットの完成を見られないであろうジョブズ氏のこの行動にインタビュアーが少し驚きを見せると、ゲイツ氏は「余命について思案するのは建設的ではない」とジョブズ氏の肩をもったという。
またゲイツ氏はジョブズ氏のデザインとマーケティングの才能を賞賛したとのこと。タブレット端末に関してはアップルが「成功すべくやり方でピースを繋いだ」と話し、ジョブズ氏の生まれながらのセンスは類稀な物であったと敬意を表した。以前の最大のライバルへのこれほどまでの寛大さと賞賛は、ゲイツ氏がマイクロソフトでのフルタイムの仕事を去ってから 5 年以上立ち、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団での慈善活動に尽力している現在の立場をよく表してもいるのではないかとのこと。
なお、インタビューの動画はComputerworldをはじめ複数のサイトに上がっているとのことだ。